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使いづらい新人 [丁稚居候時代]

パラオのAショップに転がり込んだ私。

かなり能天気にパラオに戻れたことを喜んでいましたが
そんなに世間は甘くなかった・・・。

まず、つまずいたのは・・・
初めての年下の上司。

今まで勤めていたところはすべて年上が上司だったが
そこに居た2人の日本人はどちらも私より5歳以上年下。
私は年のことは全く気にしないで丁稚にいそしんでいたのですが
やはり彼らの方が使いにくかったんじゃないかと思います。

そんな気持ちもなんとなく理解できたので
なるべく上司を立てるようになるべく口を挟まずにいました。


ある日、上司YがSに

『フリソデエビって一体何食べたるんだろう?』

と聞いていました。

Sの答えは

『え~?プランクトンかなんかじゃない?』

『でもさあ・・・・』




(そんなのヒトデに決まってるジャン?)

声に出したいけど出せない。


しばらく2人で話していたのですが埒が明かなかったので


『あの~・・・ヒトデだと思います。 アオヒトデやジュズベリヒトデを食べるって聞いたことあります』


言ってしまった。

一気に場がしらけてしまったのは言うまでもない。







数日後


『マルチカラーって一体どこに居るんだろう?』


『さあ、すごい深いんじゃない?』


『じゃあ、他のショップの奴らって危険なんだな・・・・・』


『きっとそうだよ』



ここでも私の正直さが・・・・

『あの・・・ブルーホールの奥に居ますよ』
(もちろん、DDでの情報)


『なんで知ってるんだよ』

このあと詰問にあうのであった・・・。





また、当時Aショップはパラオの中ではどちらかと言うと
村八状態のショップでした。
(今は・・どうかな?)
上級者スポットであるパラオを
初心者でも大丈夫!とうたってライセンス取立てのダイバーを
他店では真似できないような超安値のツアーで集めていた。

普通、初心者のうちはショップのクオリティとかは関係なく
とにかく安ければ・・そして初心者でも大丈夫と言われれば
必ずそのショップを選ぶわけです。

ですから他のショップがほとんどゲストがいない時でも
20人・30人とゲストが来るんですよね。

ゲストのいないショップはつぶれてしまいそうなところもありましたから。


初心者がいっぱいとなると・・
レンタル器材やウェイトが非常に沢山入用になる。

・・・ショップのものだけでは足りなくなるんです。


そう言うとき、普通回りのショップとかにお借りするものなんですが
何しろ村八状態。
貸してもらえないわけですよ。


上司が困っている訳ですから私もどうにか力になりたい。
それで、以前働いていたDDに直接行って話しをすると

『いいよ。持っていきな。 お前も大変だなあ~』

とあっさり貸してくれました。


DDに貸してもらいました~


と報告すると、


え?あ、ほんと。それは良かった



信じられないと言う顔でした。




そんなことが続いたある日
2人が話しているのを聞いてしまった。



大西ってDDのスパイなんじゃない?

気をつけたほうがいいよ







・・・・・・・・・。


今でも解らない。
なぜスパイになるのだろうか?

逆に魚の場所だの、生態だの・・・・
DDに教えてもらったことをここで話しているわけだから
DDから見たらスパイと言われても仕方がないけど
どう考えたらAのスパイになるんだろ?

・・・と今更言ったところで何もかわらないけど。


要は使いづらい新人だったのだろう。



そんなこんなで平穏な日々が・・続くわけがない(笑)





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